お知らせ
ST・MACとは
STや、MACは、ネットワーク通信において重要な役割を果たします。
まず、STは、Shielded Twisted Pair、シールド付きツイストペアの略で、主に有線通信で使われるケーブルの一種です。
2本の銅線を対にしてねじり合わせ、外側に金属製のシールドを施すことで、外部からの電磁波やノイズの影響を軽減する構造になっています。STは、電磁干渉が発生しやすい工場や病院など、ノイズの多い環境でも安定した通信が可能になります。
シールドには全体を覆うタイプと、各ペア線ごとに個別シールドを施すタイプがあり、用途や必要な遮蔽性能に応じて使い分けられますが、やや高価となっているため高品質な通信が求められる場面ではSTケーブルが選ばれます。
MACは、Media Access Control、メディアアクセス制御の略で、データリンク層における通信制御方式およびそのアドレスのことを言います。
MACアドレスは、ネットワーク機器に割り当てられた固有の識別番号で、イーサネットなどのLANで使用されます。このアドレスは通常、機器の製造時に設定され、ネットワーク内での機器の特定や通信制御に使われます。また、複数の機器が同じ通信媒体を共有する際に、どの機器がいつ通信を行うかを制御する役割も担っています。
例えば、複数のPCが同時にネットワークにアクセスしようとしたとき、通信の衝突を避けるための制御がMACによって行われます。
このように、STとMACはネットワーク通信を円滑に行うために重要となる技術となっています。